25番ポートブロック(OP25B)
OP25B(メール送信規制)について
動的IPアドレスからCCSNET外に送信されるメール送信を規制します
OP25B(Outbound Port 25 Blocking)とは、迷惑メールを減少させる為に、ウイルス感染者や迷惑メール送信業者が、自分のPCまたはサーバーから故意あるいは無意識に行うメール送信を規制する対策です。
具体的には、動的IPアドレスを保持するユーザーがメールを送信する際に、CCSNETのメールサーバーを経由せず、自作サーバー等から直接メールを送信した場合、迷惑メール送信規制技術の一つである「OP25B」を用いて送信を規制します。
※自メールサーバーから他ISP、ASPのメールサーバーへの送信規制は2019年3月より順次実施します。
SMTP-AUTH(587番)提供
OP25B(アウトバウンドポート25ブロック)を実施しているCCSNET以外のプロバイダーの接続回線より、CCSNETのメールサーバーを利用してメールを送信する場合に、SMTP-AUTH(587番)を使用してメールの送信が可能です。
ご利用のプロバイダーのOP25B規制実施の有無については、ご利用のプロバイダーにお問い合わせください。
■ 「△△△@ccsnet.ne.jp」「△△△@m2.ccsnet.ne.jp」のメールアドレスが対象になります。
FAQ(よくある質問)
「OP25B」または「25番ポートブロック」とは何ですか?
「OP25B」は「25番ポートブロック(Outbound Port25 Blocking)」の略で、迷惑メールの送信を防止する対策の1つです。
メールを送信する際、プロバイダが提供する送信用メールサーバーを経由せずに直接インターネットにメールを送信する通信を遮断します。
何をすれば良いですか?
現状「△△△@ccsnet.ne.jp」「△△△@m2.ccsnet.ne.jp」を問題なく利用できている方は、特に変更は必要ありません。そのままご利用いただけます。
25番ポートとは何ですか?
インターネット上でのメール送信のプロトコルに国際標準で割り当てられた識別番号です。
データ通信には、通信されるデータがメール送信なのかホームページ閲覧なのか等を識別するために、識別番号が割り当てられています。その識別番号をポート番号といいます。
メール送信には一般的にTCP25番ポート(Port25)が割り当てられています。
なぜ25番ポートブロック(OP25B)を実施するのですか?
セキュリティを強化し、迷惑メールの送信を防止するためです。
近年、プロバイダが提供する送信用メールサーバを経由せずに、ウイルスメールや迷惑メール、フィッシングメールなどが多数送信されるようになり、非常に深刻な問題になっています。
これに対しCCSNETでは、お客さまおよびインターネット利用者の安全の向上をはかるため、他プロバイダと協調しながら指定した送信用メールサーバ以外からのメール送信をブロックし、インターネットのセキュリティ全般を高める25番ポートブロック(OP25B)を実施します。
実施するメリットは何ですか?
迷惑メールやウイルス被害の拡大防止に効果があります。
特にお客さまが知らない間にウイルス発信の加害者になったり、大量送信メールの発信者になってしまうことを未然に防ぐことができます。
また悪意をもった利用者が匿名で大量に迷惑メールを発信することを防ぎ、迷惑メールやウイルスメールの拡大を抑止することができます。
実施することで迷惑メールの受信は減りますか?
残念ながら、25番ポートブロック(OP25B)はお客さまが受信される迷惑メールを直接的・即効的に減少させるための対策ではなく、インターネット上の迷惑メールの数を減少させるための対策の1つです。
影響を受ける対象は何ですか?
CCSNETの送信用メールサーバ以外の送信用メールサーバを利用されているお客さまが対象になります。
影響がでるお客さま
CCSNETの接続サービスをご利用で以下の条件にあてはまるお客さまは、25番ポートブロック(OP25B)の影響を受け、メールの送信ができなくなる場合がありますのでご確認ください。
・他プロバイダの送信用メールサーバを利用している場合
・他社ホスティングサービスを利用している場合
・会社や学校等の送信用メールサーバを利用している場合
・自宅でメールサーバを運用し、そのメールサーバから送信している場合
25番ポートブロック(OP25B)の影響を受けないためには、CCSNETの送信サーバーを使用していただく必要があります。詳しくは以下のFAQをご確認ください。
OP25Bの影響を受ける場合の対処
他プロバイダに接続し、CCSNETのメールを送受信していますが何か影響を受けますか?
なお、CCSNETでは、メールソフトのアカウント設定にて送信ポートをサブミッションポート(587番ポート)にて利用いただいております。
25番ポートブロック(OP25B)を実施済みの他プロバイダから接続した場合でも、影響を受けることはありません。
CCSNETの「CCSクラウドメール」を使用していますが、25番ポートブロック(OP25B)の影響を受けますか?
CCSクラウドメールを利用している場合は、25番ポートブロック(OP25B)の影響を受けることはありません。
他プロバイダやポータルサイト(Gmail、Yahoo!メール等)が提供しているWebメールを利用していますが、25番ポートブロック(OP25B)の影響を受けますか?
Webメールを利用している場合は、25番ポートブロック(OP25B)の影響を受けることはありません。(Webメールは25番ポートを利用しない仕組みのため。)
25番ポートブロック(OP25B)をいつ実施するのですか?
CCSNETでは、2019年3月に25番ポートブロック(OP25B)を実施済です。
25番ポートブロック(OP25B)の影響を受ける場合
他プロバイダ等CCSNET以外のメールサーバーを利用している為、25番ポートブロック(OP25B)の影響を受けます。どのように対処したら良いですか?
〔回避策〕 メール送信の利用ポートを25番ポート以外へ変更する。
ご利用のメールサービス(他プロバイダ、ホスティングサービス、会社や学校等)において、送信用メールサーバがサブミッションポート(587番ポート)や「SMTP over SSL(465番ポート)」のポートに対応している場合、これらのポートを利用することで送信できるようになります。
サブミッションポート(587番ポート)等の対応状況やメールソフトの設定変更方法については、ご利用のメールサービスの提供元へお問い合わせください。
ダイナミックDNSを活用してメールサーバーを設置・運用していますが、25番ポートブロック(OP25B)の影響を受けますか?
メールの送信ができなくなります。
〔回避策〕 CCSNETの送信用メールサーバを利用する。
CCSNETの送信サーバを中継してメール送信を行うように設定を変更します。
なお、お客さまにて設置・運用されているメールサーバの設定方法につきましては、サポート対象外となります。
設定方法はお客さまのサーバの管理者へご確認ください。